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日本うつ病学会がうつ病に関する治療ガイドラインを改訂

2016年9月

日本うつ病学会は、うつ病に関する診療ガイドランを改訂した。
うつ病患者の睡眠障害や児童思春期の項目を追加したもので、
基礎的な介入や推奨される治療などを記載している。
不眠の重症度によっては「抗うつ薬と同時に睡眠薬を開始する選択肢も考慮する必要がある」としている。
ガイドラインでは、うつ病患者のやく85%に不眠を症状として認め、
実際睡眠維持の不良や深睡眠の減少などが報告されていると述べている。
また、うつ病の経過における睡眠の問題は「初期から高頻度にみられる訴えの1つ」と説明。
睡眠の変化は、他の臨床症状よりも先に現れることが多いことから、
その悪化や改善は「うつ病の治療経過をみる上で臨床的に有用な指標となる」と記載しており、
うつ病における睡眠障害がうつ病の病態生理学敵メカニズムと密接に関連していることを示すと考えられると記載している。

【うつ病の睡眠障害の特徴】
大うつ病患者のほとんどが睡眠に問題を持ち、不眠や過眠、または両者が見られる。
うつ病に見られる夜間睡眠に関する訴えとしては、
入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、回復感の欠如、総睡眠時間の減少または増加、不快な夢などがある。
日本の一般人口を対象として自記式調査尺度でうつ病を同定し睡眠障害の関連を調査した研究において、
その他の要因を含め多変量調整を行い検討した結果では、
入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒の順にうつ病との関連が強いことが示されている。

【うつ病の不眠に対する治療】
以前はうつ病の睡眠障害は、抑うつ状態に対する治療の進展に伴って次第に改善するとされていたが、
近年では、うつ状態が寛解した後も残遺不眠が続くことがあり、
うつ病から寛解した患者では、残遺不眠は再発のリスクを高めることが示されている。
また、2000年以降、抗うつ薬による治療で不眠に対する認知行動療法や睡眠薬の併用の効果が報告されていることに触れ、
「臨床的な苦痛を伴った不眠がある場合には、積極的に治療をすることが重要と考えられるようになっている」と説明している。
@ 非薬物療法
 ・睡眠衛生指導
  厚生労働省が 2014 年に発表した「健康づくりのための睡眠 指針 2014」について、
  解説およびエビデンスレビューが一体となっていて臨床医の使用に耐えるものとなっていると述べている。
 ・不眠症に対する認知行動療法
  不眠のあるうつ病 患者に抗うつ薬治療に
  CBT-I(不眠症に対する認知行動療法)を併用する効果を検討したランダム化比較試験においては、
  不眠が改善されるだけでなく、抑うつ症状も改善されたことが報告されている。
A 薬物療法
   不眠に対する薬物療法については、不眠の状態に合わせて、
  ▽抗不安薬を含むベンゾジアゼピン受容体作働性睡眠薬
  ▽鎮静作用の強い抗うつ薬
  ▽抗精神病薬
  の投与が行われていることを取り上げ、
  「いずれの場合においても、睡眠薬の大量投与や長期投与に陥らぬよう注意が必要」としている。

うつ病は様々な治療法が研究されており、
患者の症状に合わせて治療法を組み合わせたり、
このような治療ガイドラインを見直し参照したりすることによって、
今後のうつ病の治療や症状改善につながることが期待される。

うつ病患者の睡眠障害、対応の重要性指摘

日本うつ病学会治療ガイドライン

 


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