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精神分析(療法)

精神分析(療法)
( せいしんぶんせき(りょうほう) )

精神分析とは、19世紀末から20世紀初頭にかけてオーストリアの医師ジグムンド・フロイトによって創始された、主として不安障害に対す精神療法を言う。
20世紀前半の精神医学・心理学に大きな影響を及ぼしたが、1970年代以降、薬物療法の発展によって精神疾患に対して十分な治療効果が上がるようになったことと、脳科学や認知心理学などの発展によって、精神分析学の科学性、客観性、有効性が疑問視されることも多くなったため活用されることが少なくなったが、臨床以外の人文分野においては依然として強い影響力を持っている。
現在では精神科の臨床でフロイト当時の精神分析を使う医師はほとんどいないと言われるが、様々に改良された方法での精神分析は疾患によっては用いられることもある。例えば認知の仕方の改善を行うことによって精神疾患を治療もしくは予防していこうという認知行動療法なども精神分析学の影響を受けた。
また、1990年代後半には、精神医学が薬物療法・生物学的理論に偏りすぎたことへの反動として、また摂食障害や人格障害など薬物療法のみでは治療が困難な疾患の増加を受け、精神分析を含む力動的精神医学が再び見直される動きが生じている。

 

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