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メンタルヘルス障害には専門家の治療が必要

メンタルヘルス障害は病院に行かなくても自然に治療するのか?

メンタルヘルス障害からの最終的な回復は、自分自身の治癒力によるものです。
とはいうものの、メンタルヘルス障害に陥った直後は、様々な精神症状や身体症状に苛まれている状況で、 自己治癒能力を働かせることは難しい状態です。
メンタルヘルス障害に陥った際には、必ず専門家による適切な治療が必要です。

例えば、深手を負って血が止まらない時に、自分には自己治癒力があるからと言って傷の手当もせずに放っておく人はいないはずです。
止血をし、病院で傷口を縫うなどの処置を受けて、まず傷口がふさがるのを待つはずです。
そうして傷口のふさがりが安定した後初めて、自然治癒能力に任せた傷の完治が実現するのではないでしょうか?
その際多くの人が、傷を負った箇所を無理に動かさないようにしたり、水につけないようにしたりして、より早い回復を目指すはずです。
これらは、自分自身の治癒力を最大限に働かせようとする工夫です。

メンタルヘルス障害にもこれと同様のことが言えます。
メンタルヘルス障害は脳の機能が低下した状態であり、それにより様々な精神症状(極度の抑うつ状態、不安状態、など)や身体症状(不眠、食欲減退、など)が引き起こされていて、それらの精神症状や身体症状に苦しんでいる間は、自己治癒能力はほとんど働きません
その際に、自然に治るからと言って放っておけば症状はますますひどくなってしまいます

メンタルヘルス障害は、専門家による適切な治療をまず受けなければいけない病気なのです。
専門家による投薬治療等によって、表面化している精神症状や身体症状をまず治めなければいけません。
それらの症状が落ち着いてくると初めて、その後の自然回復(自己治癒力による回復)が期待出来ます。
その際には専門家による継続治療と平行して、十分な休養、栄養バランスの取れた食生活や規則正しい睡眠などによって、自己治癒能力を最大限に高める努力をし、少しでも早い治癒を目指すことが有効だと言えます。

メンタルヘルス障害を自分で治そうとしてはいけません。
まず専門家の適切な治療を受け、休養を取り、自己治癒能力を最大限に高めるような生活をしながら回復を待つようにしましょう。