コンセプトマッピング(概念地図)
コンセプトマッピング(概念地図)
( こんせぷとまっぴんぐ(がいねんちず) )
Joseph D. Novakによって開発された。
人々の意見や考え、書籍、研究活動等を基に得た概念のお互いの関係を視覚化し、情報を系統立てて説明するための道具である。コンセプト間がお互いどの様に関係しているのか明らかに出来る
教育現場では、
- 生徒の知識確認や、勉強した知識を効率的に、自分なりに図式化して整理するための学習ツール
- 論理的思考を身につける教育法
として使われている。
研究現場では、
概念に含まれる一般的な見解を調査、理解するために役立てられている。
コンセプトマッピングの手順は以下の通り。
- 調査したい議題や領域について関係があると思われる概念を全員で出し合う、または集める。ここで出た概念を一つずつ小さな紙やカードに書いていく。
- 大きな、包括的な概念(上位概念)を上に、詳細な、具体的な概念(下位概念)が下に来るよう順に並べる。この時点で大まかな概念の階層が出現する。どれが上位概念に関してはテーマとしている概念の前後関係や、概念が出された背景を考慮するとよい。注意すべきことは、コンセプトマップには唯一の正解などなく、作成者がその概念をどの様に理解したかで、その人のコンセプトマップが決まる。
- 次に関係があるであろうと思われる概念と概念間に図面上一本の矢印を書き足して繋げる。書き足した矢印の上に両概念間の関係を表わす言葉を付け足す。例として、(生き物→動物)では:生き物→(含む)→動物 と関係を付け加えることが可能。
- 漏れている概念、付け足すべき概念があるかを確認する。
- 付け足すべき矢印を確認する。
- 以下、満足いくまでくり返す。