リストカット症候群
リストカット症候群
( りすとかっとしょうこうぐん )
身近にあるカッターやカミソリ等を使って、手首やももなどの自分の身体を切る行為を繰り返す状態を指す。(リストカット)
多くは、「自傷行為の直前は現実感がなくなり自分が生きているという実感も薄らいでいて、自傷行為に伴う痛みや出血によって実感を取り戻す」とされる。逆に「自傷行為の最中のことは覚えていない。」ということもある。
本人は情緒的には慢性的な空虚感や抑うつ感を抱いていて、容易に自己愛が傷つきやすい面を持っている。この症候群には専門的な治療が必要であり、薬物療法の他に、認知療法や精神療法などが有効。