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2016年6月
厚生労働省は 27 日、平成 27 年度の障害者の職業紹介状況を公表した。
ハローワークを通じた障害者の就職件数は、
平成 26 年度の 84,602 件から大きく伸び、90,191 件(対前年度比 6.6%増)となった。
就職率は 48.2%(同 1.0 ポイント上昇)と上昇した。
また、精神障碍者の就職件数が大幅に増加した。
項目別にみると、
精神障害者 新規申込件数 80,579件 対前年度 7,097件増(9.7%増)
就職件数 38,396件 対前年度 3,858件増(11.2%増)
身体障害者 新規申込件数 63,403件 対前年度 1,862件減(2.9%減)
就職件数 28,003件 対前年度 ? 172件減(0.6%減)
と、新規申込件数、就職件数ともに、前年度と比べて増加しており、
また身体障害者の件数と比べても大きく上回っていることが分かった。
一方、平成26年度の患者調査(http://counseling.st/hr/magazine/No/231.php)では
メタルヘルス障害が増加傾向にあることが示されている。
ハローワークでも平成27年からメンタルヘルス不調の従業員の就業継続へのサポート
(http://counseling.st/hr/magazine/No/227.php)などを展開している事から、
精神障害者の就業支援の必要性が高くなっていることが垣間見え、
今回の結果とも通ずるように思われる。
今後は精神障害者就業への受け入れ体制や支援制度の整備、
ストレスチェック制度導入など早急にメンタルヘルスの1次〜3次予防の
総合的な対策に取り組むことが重要であることがうかがえる。