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2016年1月
株式会社DNAチップ研究所と国立研究開発法人
国立精神・神経医療研究センターの共同研究チームは、1月6日、
うつ病に関与する複数の遺伝子と、それら遺伝子の相互作用ネットワークについて
明らかにしたとする研究発表を行った。
今回、共同研究チームはうつ病患者と健常者の遺伝子を、
マイクロアレイという機器を用いて網羅的に比較。
うつ病患者の場合のみ、細胞に変化をもたらす遺伝子を317個特定した。
また、これらの遺伝子は、シナプス伝達に関わるものが多いことも発見した。
さらに、従来の研究でうつ病に関連していると目されていた
169個の遺伝子を解析したところ、うつ病患者と健常者とでは、
細胞への変化の影響について明らかに差があるものが多く、
この遺伝子群を用いることで、うつ病患者と健常者を分類可能であることが明らかとなった。
今回の研究によって、遺伝子の作用をうつ病の診断に応用可能であることが証明され、
研究の進展により、うつ病治療に新たな道筋が開かれることが期待される。
報道発表(株式会社DNAチップ研究所)