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メリハリのない光環境は体内時計の老化を促進する-明治大学、マウスの実験で明らかに

2015年10月

9月28日、明治大学の研究グループは、
加齢による体内時計機能の低下のメカニズムを明らかにしたと発表した。

我々ヒトでも、齢を取ると早起きになったり、なかなか眠れなかったりすることが多くなるが、
これは、体内時計の老化によるものであると考えられている。

研究グループでは、この体内時計の老化のメカニズムの解明するために、
若いマウス(3〜5ヶ月齢)と齢を取ったマウス(20〜24ヶ月齢)の
体内時計中枢(脳、視床下部、視交叉上核)の時計遺伝子の発現を比較。

それによると、一つ一つの細胞では、若いマウスも齢を取ったマウスも
時計遺伝子の発現リズムは変わらなかったが、
中枢全体でみると、齢を取ったマウスは、若いマウスに比べて、リズムがバラバラの状態であった。
これは、齢を取ったマウスの細胞同士の神経連絡が低下していることを示すものである。
また、この加齢による変化は、周期的に安定して光を浴びる環境にあるマウスの方が
小さくなることが観察された。

これらの結果から、ヒトにおいても、適切な光環境や生活習慣リズムを維持することが、
睡眠-覚醒リズムなどの概日リズムの老化の防止に重要であると推察することができる。

体内時計の老化 原因は脳内神経連絡の低下(明治大学)

 


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