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メンタルヘルス最新ニュース

治療と職業生活の両立を支援することが企業に求められています−厚労省

2012年6月

治療と職業生活の両立等の支援を巡る現状について、
労働者、企業、産業保健スタッフ、医療機関等の関係者の
取組や連携が十分でないことが挙げられるため、
これらの関係者がそれぞれどのように対応し、連携を図るべきか、
また、それを促進するための支援策の在り方について、厚労省は検討を行っている。

 

【検討会報告書(たたき台)のポイント】

(1) 治療と就業生活の両立等の支援を巡る 「現状」

<A>重症化防止の観点からは、
1. 治療開始の促しや治療中断に対するアプローチなどの定期健康診断後の
     事業主や産業医による、フォローアップが不十分
2. 周りの上司、同僚だけでなく、疾病を抱える労働者自身が、
     疾病に関する正しい知識を有していないために、
     治療よりも仕事を優先させ、結果として、病状の悪化を招いている。
3. 労働者数が50 人以上の事業場でも産業医を未選任のところがある。
4. 疾病を抱える労働者が、自身のキャリアに不利になることや、
     同僚に迷惑がかかること、職場の理解を得られにくいこと等を理由に、
     治療のため企業の配慮・支援が必要であることを職場に伝えられず、
     治療を放置・中断した結果、重症化を招くことにつながっている。

<B>職場復帰や復職後の治療と就労の両立の観点からは、
1. 直属の上司、同僚や人事労務担当者が、
     疾病やその治療に関する知識・理解が不足している。
2. 疾病により休業、休職した労働者が、職場へ復帰・定着するために
     必要となる柔軟な(時間単位の休暇制度、短時間勤務制度の導入等)
     雇用管理の取組が十分に整っていない。
3. 医療機関(主治医)は、病気を治すことを第一に治療を行っており、
     患者を「職業生活を送る者」として捉えていない。
4. 治療と職業生活の両立に関して、
     労働者や企業からの個別相談に十分に対応できる機関がない
5. 企業(人事労務担当者や産業保健スタッフ)が労働者の疾病や治療状況
     に関する情報について把握する場合、
     医療機関が労働者の就業状況に関する情報について把握する場合、
     いずれも、労働者本人からの申告によることが多く、
     企業と医療機関が直接やりとりをすることは少ない。

 

(2) 治療と就業生活の両立等の支援を図るための 「課題」

1. 労働者、企業、産業保健スタッフ、医療機関等の関係者が、
     疾病についての知識や、治療と職業生活の両立の現状及び
     必要性について、正確な 「情報」 を得ること
2. 人事労務担当者、産業保健スタッフ、医療ソーシャルワーカー、
     相談支援センターの相談員等、現在、両立支援の役割を担っている
     「人材」 を確保し養成すること

 

(3) 治療と就業生活の両立等の支援を図るための 「企業支援の在り方」

1. 健康診断の実施、産業医の選任をはじめとする労働安全衛生法上の措置を徹底
     職場復帰及び復帰後の治療と職業生活の両立を促進するため、
     時間単位の有給休暇制度や短時間勤務制度等 を導入すると同時に、
     個々の事案に応じた対応ができるよう、柔軟な雇用管理の取組を進めること。
2. 治療と職業生活の両立を支援するために、企業がどう取り組むべきかを示した
     ガイドラインやマニュアル等を作成し、周知・徹底を図ること。
     個別事案も含めた、企業の人事担当者等からの相談に対する支援体制を整備すること。

 

(参考) 第6回治療と職業生活の両立等の支援に関する検討会(資料)
→ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002cyvc.html

 

 

【一言コメント】
治療と就業生活の両立を支援するよう、
検討会報告書が7月中を目処にまとまるようです。

・ 就労による疾病の重症化を防止するための支援
・ 疾病により休業中の労働者が職場復帰するための支援
・ 職場復帰後も治療が必要な労働者が治療と就労を両立させるための支援
が必要であることが、今後、提言として行政に示される予定です。

上記、
治療と就業生活の両立等の支援を巡る 「現状」
について、御社ではいかがでしょうか・・?

◆ 産業医体制を整えること
     (メンタル対応のできる産業医を選任すること)
◆ メンタルヘルス障害の正しい知識を得ること
◆ 労働者が個別に相談できる機能を獲得すること
◆ 人事担当者が個別に相談できる機能を獲得すること

企業がこれを行えば、治療と就業生活の両立はかないます。
是非、一度、弊社にご相談ください。











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