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化粧品メーカー社員が左遷人事でうつ病 労災認定

2006年9月

化粧品メーカーの男性社員(38)が「左遷が原因でうつ病になった」として申請した労災が認められた。うつ病の労災認定は年々増えているが左遷が理由で認められたのは珍しいケースで、ほとんどが過労を理由とするものだった。

男性の説明によると、男性は96年に東京都の化粧品メーカーに就職し、その後経理部の係長などを務めた。突然、04年7月ごろに群馬県の工場への転勤を命じられ、同月中旬には工場の総務課に異動になった。給与は約11万円減額され、男性の机だけ窓際に離れて置かれた。

同年9月には、吐き気、頭痛、けん怠感などの体調異常を感じ、病院でうつ病の診断を受けて入院。翌月には退院し、体調不良を理由に本社への転勤を会社に求めたところ解雇されたという。

男性は管轄する群馬県の労働基準監督署に労災を申請し、今月15日に認定を受けた。

 

(一言コメント)

この記事を参考にして頂く際には、注意が必要です。

「左遷が理由で労災が認められた」とありますが、厳密には、「左遷が行われた前後の会社側の対応が適切でなかったためにうつ病になった」という表現が詳細の状況を表しているように考えられます。

つまり、左遷という行為そのものが問題ではなく、その前後の対応が問題になっているケースと考えられます。裏を返せば、「左遷が行われたとしても、その前後の対応が適切であれば、うつ病に陥ることはなかったかもしれない。」

この点、是非、ご理解を頂く上で、ご注意ください。

 

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