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2015年1月
厚生労働省は、12月25日、「安全衛生に関する優良企業を評価・公表する仕組みに関する検討会」の
報告書を発表した。
この検討会では、労働者の安全や健康の維持に積極的な企業を増やすことを目的とし、従業員の安全衛生について高い水準を誇る企業を、評価、公開していくための仕組みを討議してきた。今回、報告書が取りまとめられたことで、制度化に向けての大きな一歩となる。
報告書では、安全衛生に高い水準にあると認定された企業を「安全衛生優良企業」と呼称するとし、認定のための基準案も記載した。労働安全衛生の組織体制の充実、健康増進のための措置の実施、メンタルヘルス対策の促進、過重労働防止対策の推進など、様々な側面から企業を評価する。
この基準は厚生労働省のホームページで公表される。認定を希望する企業は、基準に合致しているか、まず自己診断を行い、全てクリアしていることを確認した上で、各都道府県労働局に申請を行う。労働局では申請内容を審査し、認定された企業は厚生労働省のホームページなどで、一般に社名を公開される。
厚労省では今回の報告書を元に、具体的な評価制度について検討を行い、平成27年6月を目途に、制度を開始する予定。