メンタルヘルス対策・EAPのカウンセリングストリート 企業・組織とメンタルヘルスの両面に精通した視点でEAPコンサルティングを推進します |
||
2006年4月
理化学研究所脳科学総合研究センター(埼玉県和光市)などのチームが 米学術誌モレキュラー・サイカイアトリーの電子版に発表した内容によると、脳内細胞のミトコンドリアの機能障害が原因で、そううつ病を引き起こす可能性があることをマウスで確かめた。細胞内の小器官であるミトコンドリアはエネルギー代謝にかかわっている。
ミトコンドリアはエネルギー代謝にかかわる細胞内小器官。そううつ病の発症には神経伝達物質の関与などさまざまな仮説があるが、詳しい仕組みは分かっていない。
遺伝子を改変して脳の神経細胞のミトコンドリアが機能障害を引き起こすマウスをつくり、 正常なマウスと比較した。正常なマウスは夜行性の活動をするが機能障害のマウスは明るくなっても動き続けたり暗くなる前に動き始めるなど、そううつ病患者がよくもつ不眠症状に似た行動が確認された。
(共同通信2006年4月18日)